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(2)外貿コンテナ流動の構造
ア.地元港湾の利用率(推定)
四国地域においては、輸送取り扱い業者等の状況からみると、年間130,000TEUのコンテナの出入りがあるものと推察される。このうち、愛媛県が70,000TEU程度と推察され、四国の約半分が愛媛県から出入りする外貿コンテナである。出入り別では、輸出が65%程度、輸入が35%程度と、輸出超過となっている。化学、機械等の輸出産業が愛媛県内に存在するためである。
松山港での外貿コンテナ扱いが9,800TEU(平成7年、内航フィーダーを含まず)であるから、同年の松山港の愛媛県のコンテナに対するシェアは約14%である。また、今治港が8,700TEU(同)、三島川之江港が1,000TEU(同)であり、合わせて19,500TEUであり、県内の港の扱い率は28%である。(ただし、航路が平成7年にかけて開設されていった)
松山港は神戸港との間に内航フィーダー輸送が行われている。この場合、外貿コンテナとしての実績は神戸港に計上される、現在、これも含めると松山港では年間20,000本の外貿コンテナ扱いがあるとされている。フィーダー輸送を含めた県内コンテナの松山港の利用率は28%と、先のものより若干高くなる、とはいえ、半数以上は県外他港が利用されている。

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